明石の春を炊きました
3月に入るとイカナゴ漁が始まり、魚屋さんやスーパーには1キロ入りのイカナゴが並びます。
小さいのが好きな人は、出始めのものを、少し大きめのものが好きな人は、10日頃から炊き
成魚(ふるせ)が好きな人は、イカナゴが終わりふるせの出回る3月末ぐらいに炊きます。
私は、イカナゴとふるせを炊きます。というわけで
ここ1ヶ月は街中、イカナゴを炊く甘がらい醤油の香りがします。
イカナゴを炊いたら、皆さん、子どもさんやご兄弟等に春を届けます。
私も、毎年、兄弟に「今年も元気に春を迎えることが出来ました」の感謝の気持ちを込めて送ります。
イカナゴは、くぎ煮ともいわれ、水飴や黄金糖を入れて釘のように硬く炊くご家庭もあります。
我が家は、子どもからお年寄りまで食べられるようにざらめの砂糖、酒、醤油、味醂で少し軟らかめに炊きます。
明石の魚棚では、くぎ煮コンテストが開かれ、ご家庭のイカナゴ自慢大会が催されるのが恒例となっています。