乳がん検診研修会
「乳がん検診と結果の見方」
講師 明石医療センター 外科部長 荻野 充利 先生
という演題でお話しされました。
乳がんは、女性の癌の中で1位を占めています。しかし、乳がん死亡率は、
低下傾向にあります。
それは、以前は、視触診が主流でしたが1980年代からマンモグラフィーや
超音波などが導入され、早期発見と補助療法の進歩によるそうです。
マンモグラフィーでは、100日から画像で分かるそうです。
女性の乳癌のリスクファクターとしては、
①生殖に関わる因子:初潮年齢が早い、初産が高齢(30歳以上)、閉経年齢が
遅い(55歳以上)
②女性ホルモンに関わる因子:経口避妊薬を若年の長期使用、ホルモン補充療法の
長期使用
③生活、栄養、食事性の因子:閉経後の肥満、アルコールの飲用
があげられていました。
この他に乳癌の種類や手術の方法、治療法等についてお話し下さいました。
また、毎回要精密検査となる方は、乳腺疾患も扱う開業医でのフォローを
勧めておられました。
今日のお話を聞いて、早期発見早期診断早期治療をするために
①基本的生活習慣の確立(難しいですが)
②自己検診(日常生活の中で触診してみる等)
③定期検診
に心がけ、自己管理していきたいものです。